丸山さん・内田さん
内田 翔也さん(右)
丸山 柾伸さん(左)
福井県坂井市出身。高等専門学校では織物に塗る糊の研究、大学院ではリチウム単4電池を研究。強い意志を持って、エイ・ジェイ・テックス株式会社に入社。
富山県富山市出身。大学では微藻類の研究をしていた。卒業後、大学の研究とは全く違う業種に飛び込む。少年時代は自然の中でのびのびと育った。
移住のきっかけは?
内田:就職です。
丸山:僕も就職ですね。
大野市の企業に決めた理由
内田:仕事の関わり方です。僕は高専・大学院と化学工学を専攻していたので、将来は開発職に就こうと決めていました。だから早いうちに開発に携われるような中小企業に絞りました。最終的にここを選んだのは、就活中に社長と会って話ができたことが大きかったです。社員の誰もが経営幹部として成長して『社長』を目指すことができる会社だと感じ、就職しました。
丸山:僕は内田さんと違って、大学での研究を就職に活かすことはあまり考えていませんでした。かといって最初からここを候補に入れていたかというと、そうではなかったです。就職先を探しているときに、たまたま出席した会社説明会で、社長の話を聞いて面白そうだと思ってエントリーしました。その後、社長と個人的に話をする機会があって、相性が良かったというか…。雇用する側とされる側のミスマッチを無くそうと話してくれて。風通しが良さそうな社風に惹かれて決めました。
大野の印象
内田:今住んでいるのは陽明町で、近くにコンビニやスーパーがあるので楽ですね。雪は確かに多いけど、除雪が行き届いていて想像していたよりも住みやすいです。あと、大野は食べ物が美味しい!特にそばと醤油カツ丼が好きです。気になるそば屋さんがあるので、ぜひそこに行きたいです。
丸山:僕は、大野と自然環境のよく似たところに住んでいました。ここも自然がいっぱいで楽しいです。この前の休みは自然薯を探しに行きました。結局、掘らずにムカゴを採って帰りましたが…。それを甘辛く煮付けて、美味しくいただきました(笑)今度はサルトリイバラやマタタビも採りに行こうと思っています。
これからの夢は?
内田:市場で使われるような商品の開発をしたいです。それから技術士という国家資格を取りたい。早く技術と経験を積んで一人前の職人になりたいです。
丸山:僕は、猟師(鉄砲撃ち)になりたいですね。猟師は少なくなってきていますし、野生のイノシシやシカが増えて被害は増える一方です。まずは、わな猟免許からですね。仕事では、早く先輩の技術を盗んで一人前になりたいです。内田さんみたいにみんなを引っ張っていけるように…とはまだ言えないですね。
内田:言えよ、そこは(笑)
丸山:はい、引っ張っていけるようになります(笑)
どんなところに住んでる?
内田:1Kのアパート。4Fの屋上からは大野城を眺めることが出来ます!
丸山:社宅扱いのマンション。
休日は何してる?
内田:読書や買い物。近々荒島岳などに登ってみたいと思っています。
丸山:家にいるなら漫画かゲーム、外に出るなら鉱石採集等フィールドワーク。
他の移住者との交流は?
内田:会社の同僚(同じタイミングでの移住者)と大野市内の飲食店にくりだすことはあります。
丸山:同期の同じマンションに住む者たちのみ。
印象的なエピソードは?
内田:冬に窓ガラスの氷を溶かすつもりでぬるま湯を掛けたら、逆に凍り付いてしまったこと。
丸山:近くの山道を通った時にカモシカがいた。
地域にとけこむためのコツは?
内田:あいさつをすることからだと思います。
丸山:なるべく地域行事に参加する。
大野に住んで、うれしかったことは?
内田:夜空と水がとてもきれいなことです。
丸山:白山ワイナリーが比較的近いので直に買に行ける。
逆に、辛かったことは?
内田:いまだに大雪は経験していませんが、雪の降る期間が福井市内に比べると長い事です。とはいえ、融雪・除雪が行き届いているためそれほど大変ではないのですが…
丸山:夜遅くまで営業している飲食店が少ない。
大野の魅力を教えて?
内田:食べ物が美味しいこと。特にお蕎麦。
丸山:水と自然がいい。
先輩として後輩にメッセージを!
内田:移住・定住を迷っているなら、まんまるサイトさん等が企画しているイベントに参加してみて実際に雰囲気に触れてみた方がいいと思います。案ずるよりも産むが易しです!
丸山:比較的ゆったりとした空気の地域だからのんびりしたい人には良い。